6月14日A-oneサーキット

昨日は福岡県筑紫野市原田・九州道基山パーキング隣にあるエーワンサーキットに行って参りました。




タ―マックを走るのは昨年9月に行われたMFJスーパーモタード選手権MOTO1 ALL STARS九州ラウンド以来です。





結果は・・・




本当に情けないものでした。






今回は、吉村くんに誘って頂き、午前中なら仕事の都合も良かったので、当店スタッフとともに行ってきました。




吉村くんありがとう!!




前日に行く事が急きょ決まったため、急いでKTM250SX-F君の点検をし、久しぶりに走るオンロードをすごく楽しみにしてましたが、行ってみたらすごく情けなかったです。





そんなこんなでレポートです。





コースインしてすぐ、久しぶりのタ―マックに恐怖を感じ、全身を恐怖が支配してしまいました。




タイムはまさかの37秒後半。



自分の自己ベストは34秒4あたり・・・




3秒以上も遅れると言うことに衝撃を喰らいました。




その後タ―マックでの感覚を取り戻そうと、もがき足掻くが、恐怖心がますます大きくなりました。


そして、しまいにはまるで死神がそばにいるような錯覚まで起こす始末。




バイクがハイサイドを起こし、身体が投げ出され、アスファルトに激しく身体を打ちつけられた時、全身からパカーンと聞こえるあの音が、頭の中をぐるぐる回り始めました。


恐怖心を消そうとライディングフォームを変更したり、セッティングを変えてみたりするものの、一向に恐怖心が消えない。





その後何をやっても恐怖心が消えず、苦しいライディングとなってしまいました。



タイムは37秒前半まで上がったものの、それ以上は全く伸びませんでした。





37秒と言えば、現役で走ってた頃、シフト操作の瞬間以外、両足を放し、曲がるときもブレーキングの時も一切足を使わずに走ったとしても十分出せるタイムです。




(・・・今の自分は両足を放して走っている過去の自分にも負けてる)




もがき続けるも、全くタイムが出そうな気配はなく、また闘争心も起こらない。





(お前はくそ野郎だ


くそ野郎か俺は


お前は腑抜け野郎だ

過去速かったお前の時代はもう終わった

恐怖心なんかに負けるな

そんな事言ったって、大怪我をしたらまたバイクに乗れなくなるぞ

こんなペースでしか走れないなら、もう乗る必要もない、この腑抜け野郎!!)



こんな風に2時間も自分自身に対して罵声を浴びせ続けました。


どんな汚い言葉で自分を罵ってもまだ足りないくらいでした。


罵っても罵っても闘争心すら沸かず、恐怖心も消えず、苦しくて情けなかったです。






しかし2時間を過ぎるころ、突然やって来ました。



最初は腕にエネルギーが突然注入されたような感覚が来ました。



なんだか腕が暖かくなり、あー、ついに来たぞと思いました。





続いてそれは徐々に恐怖心を奪い去っていきました。



リアタイヤが滑っても怖くなくなりました。



その後レンタルカートの時間が入り、走行を中断された時だったかなんだか忘れましたが、休憩に入った時、ついにそれが全身に満ちて来たのを感じました。



目にエネルギーが沸いてきて、目つきが変わっていくような感覚が来ました。






自分の中にはいくつかの人格がいます。


まぁ、それは多かれ少なかれ誰にでもあるのでしょうが。


平常時は可も不可もない自分ですが、子供の頃いじめられてたせいか、弱虫の自分が突然出てくる事があります。


また自営業を始めてからは、時折闘士の自分が現れるようになりました。



彼は苦しい時、もう駄目だと思った時にやって来て、

「闘え!!闘え!!」

と言います。

困難な状況と闘うのが好きな人格です。




でも、あの時現れたのは過去しょっちゅう会っていた、レーサーの自分です。



ちなみに昨年9月のALL STARS戦では彼に会えなかったので、会ったのは本当に久しぶりです。



休憩の時間が終わり、


俺はやってやる・俺はやってやるとブツブツと心で呟きながらバイクに跨りコースイン



コースに入るとペースが上がったのか、前後のタイヤが激しくチャタリングを起こし始めた。



リアタイヤを故意に滑らせて向きを変えたりし始めました。



フロントタイヤを大きく滑らせてしまった時も、上手くコントロールして収集し、転倒せず走り続ける事が出来ました。



前後のタイヤはいよいよ激しいチャタを起こしどうしようもなくなって来たけど、それでもコントロールが出来るようになりました。




また休憩の時間が来てしまいピットへ帰りました。




タイムは36秒2までなんとか上がりました。



これではまだまだしょぼい。



チャタリングが激しく起こる原因は何に由来しているのか・・・



ライディングポジションを含めたフォームなのか、前後のサスペンションのセッティングなのか・・・




悩んだが、タイヤがすり減り過ぎて、サイドウォールが変形してたため、とりあえずタイヤ交換をし、ラスト10分しかない走行に備える事に。

 

 

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こんなタイヤでも過去の自分なら35秒台に入れていただろうとは思ったが、今は長いブランクの後。



とりあえず入れ替えてみた。






ラスト10分・・・



コースインしたら、ものすごい良い感じで走れる!!



そんなこんなで35秒5台までポーンと入った。




もう少し伸びそうな感じもしたけど、10分は短く、そこで敢え無くタイムオーバー。





午前中だけの走行は終わりました。




苦しかったけど、最後に良い感覚が戻り、久しぶりにレーサーの人格に会う事が出来て良かったです!!





自分の事ばかり書いてしまってますが、誘ってくれた吉村くんありがとう!!



いつの間にか上手くなってますね!!



今回は負けましたが、次は絶対にやっつけます!!

 

 

 

 

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あと、自分の感覚を取り戻すために一生懸命だったので、いろいろ教える事も出来ず、軽く放置気味でしたが、当店スタッフも生まれて初めてのサーキット走行を楽しんでたようです。



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次はもう少しペースをあげましょう(笑)





最後に自分のライディングですが・・・



自分はもともとフロント依存と言うか、フロントタイヤを積極的に使って走るスタイルでした。



減速時にフロントブレーキで減速Gをフロントタイヤに発生させ、その溜まったGをバイクをバンクさせコーナリングGへ移行する時、フロントがブレークダウンするかどうか、ギリギリの状態でコントロールするのが得意でした。



また、ブレーキングも奥まで我慢して突っ込み、旋回へ素早く移行するのが得意だったです。



また考えてみたら、その素早い旋回から、旋回Gを逃すことなく間髪いれずアクセルを開き、加速Gに素早く移行させる練習をしていた気がします。



まぁ、得意と言っても地方選手権レベルでの事ですが。





昨日は感覚がある程度戻り、またあの頃の人格に出会えたとは言え、上記の得意なテクニックの何一つ使えていませんでした。





が、きっと次回には、これら自分の持ち味が使えるようになります!!





そんなわけで、練習をもっともっと頑張ります!!



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